ひまわりの約束
「お姉さん、なんて名前?」
「あたし?葵っていうよ?」
「じゃあ、あおちゃんだ!!」
「あおちゃん?」
「ごめんねー。夏璃
あだ名つけるのにハマっててね。
夏璃?葵ちゃんは日向の彼女さんなんやけん。かわいいあだ名にせんと
日向怒るよ?」
…っ!かっ彼女ぉーっ!?
あたしは彼女じゃっ!?
でも夏璃ちゃんは
それを真に受けちゃってるみたいで
目をキラキラさせながら
こっちを見てる
「えっひなにぃの!?
彼女なんっ!?」
…最近の子は
こんなにマセてんのかと思うと…
「ちっ違うよー?幼馴染だけどー。」
「ほっぺた真っ赤なんに?」
「…っ///」
あたしは思わず手で顔を隠した。
…素直に突っ込んでくるー。
「ふふ。さぁ。ついたけん。
車から降りてー。
葵ちゃんも上がって?」
「あっ。はい。お邪魔します。」
あたしは車から降りると
花凛さんたち家族宅に上がらせてもらった。