ひまわりの約束
「適当にソファー座って?
あっ、夏璃は手洗ってきなさいっ!」
「はぁい。あっあおちゃんも。」
「ふぇっあたしも?」
「うん。ついてきて?」
そう言われて
あたしは夏璃ちゃんに
ついて行って手を洗う
「あおちゃん。何歳?」
「あたしは18歳だよぉ」
「えーっと。1、2…」
必死に指折りして数え出す夏璃ちゃん。
「それに、、1、2…」
あたしも同じように数えて
教えてあげると
ものすごい笑顔で…
「わぁ。オトナだー!オトナー!」
「夏璃ちゃんからみたらオトナだね。」
「夏璃ー。成瑠と遊んであげてー。」
「はぁい。あおちゃんいこー。」
夏璃ちゃんは
あたしの手を握ると
洗面台から
リビングに向かって走り出した。
「こーら。走らんの。ママはあおちゃんとお話ししたいから。成瑠と遊んであげて?寂しいって泣いちゃうから。」
「わかった。なぁるー。あそぼー!」
夏璃ちゃんはバタバタと別の部屋に向かって行った。