ひまわりの約束
「…日向からなにもらったん?」
「あぁ。なんかお守りみたいなものです。まだ開けてないのでわからないですが。」
「…ふぅん。日向がこんなもの渡すなんて、ちょっと珍しいかもね。」
「…それだけ闘いは大きく難しい困難なものなのかなって思っちゃいます。」
「…日向なら。やってくれる。
大丈夫よ。…あっパパ。」
「…おぅ。花凛。そちらは?」
「日向の…幼馴染でクラスメイト。
葵ちゃん。」
「…どっどうも。」
「今日は日向の応援に来てくれたんか。
ありがとうね。」
「あっ。はい。少しでも日向の力になればと…」
「…日向は良い子と巡り会ったようだね。」
「葵ちゃんは良い子よ?あたしが保証します。」
「まぁ座ろうか…いよいよ
日向の人生最大の闘いが始まるからな。」
あたしは待合控え室のソファーに座ると
胸にもらった封筒を当てて祈った。
…神様。
…どうか日向を救ってください。
…と