ひまわりの約束


「知り合いなん?日向。」





一緒に来た男子。




多分湖南くんらしき人が
日向に話かける





友達なんかな?





すらっと身長が高くて
スーツをビシッと着こなす

イケメンっちゃイケメンやけど
ちょっとヤンキーっぽい?

目鼻立ちは
くっきり目だけど



うん。あたしのタイプじゃない



んてそんなことは置いといて






「あっあぁ。まぁな。」




「へぇー。」




「あっあのー。あなたは?」



「あっ俺は湖南 海人(コナミ カイト)」





あたしは名簿にマルをつけると
とりあえず配布物を渡した。





「日向。元気だった?」





「あっあぁ。まぁ…な。」




そう答えるわりに
なんだか様子がおかしい日向。




なんかあったんかな?




「日向に


こんな可愛い子が


居ったなんてー。」




湖南君がボソッとつぶやく




その言葉は


あたしの耳にも


日向の耳にも


聞こえたみたい。




「あぁ。



でももう過去の話だ。



葵と俺は他人。




もう…関係はない。」





あたしはその言葉に
唖然とした



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