ひまわりの約束


「ママ?」

「ママ?よちよち」

太陽が
あたしの足を
さすってくれた。


「泣き虫葵は永久不滅かな?」

不敵な笑みを浮かべる日向


「だって…」


「日向葵?太陽?
パパがいいって言うまで、

目つぶって?」


日向は2人の目を
それぞれてで覆わせると

あたしをそっと抱きしめた。




「可愛い…。相変わらず。


大好きだよ。葵」





「あたしも…日向。愛してる」



2人の影はゆっくりと重なった



「…っ///」




「これからはずーっと一緒だから。



何があっても。



あの日交わした
ひまわりの約束だもんな。」




「もちろん。

あの日ここで交わした約束は


まだ道半ばなんよ。


これからが本番っ///」




あたしと日向はもう一度
軽くキスをした。





「よぉし!日向葵、太陽!目開けていいぞぉ。」



「ママ、お顔、あかいよ?」

「///そぉかな?太陽。」


「ママは照れちゃってるの。

さぁて。日向葵、太陽。帰るよっ!」



日向は日向葵と太陽に手を繋がせると

あたしに日向葵の左手を握らせた。


「これ夢だったんよな。」



「また一つ叶ったね。」




みんなに笑顔の花が咲く




そのときあたしたち家族の間を
優しい温かな風が通り抜けた。


まるで


輝く太陽と青空、そしてひまわりが
あたしたちを
祝福してるように



4つの影が
仲良く並んでいた。




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