ひまわりの約束



「葵?もうやめなって。

今日で何日目よ。」




見かねた希衣ちゃんが
あたしの席の前に座って
心配そうに見つめてきた。




「…っうぅ…」




希衣ちゃんの表情に
涙は堪えられずに溢れてきた。





「もう。見てらんないって…」





もうこんなことして
5日目



先週の月曜日から
学校の日は毎日
日向とコミニュケーションを取ろうと
頑張った。





「葵、なんでそんな…もう関係ないて言われたんやろ?なら…」





「友達に…戻りたい。」




戻りたいんだ。




仲良かった
あの頃みたいに



どうして変わっちゃったのか


この5年半で
何があったのか


あたしにはわからん



けど…………



仲良くなりたい。
またキラキラに輝く笑顔で


笑って欲しいんだ。









「…葵…」





「…っ大丈夫。ただ。


本当に
仲良くしたいだけやから。


好きとか恋愛感情があるわけやないし。」




あたしは涙をふくと
パンにかぶりついた。



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