ひまわりの約束
〜日向side〜
ったく……………
俺は教室を飛び出すと
奥のテラスに1人
自販機で買ったお茶を飲む
たまたま
コンビニで
お茶買うの忘れてたし
あの空気には
耐えられなかったし
頭冷やすのにも
いいかなと…
「…はぁ。」
大きくため息をつく。
蒼く澄んだ空を見上げて
俺は思うんだ。
あいつは何をしたいんだ…と
俺は一緒に昼飯食うなんて
許可してねぇってし
ましてやチョコくれなんて
俺はあいつに
近づいて欲しくない。
ただでさえ席隣なんだから
視界に入って目障りだ。
俺の決意を揺るがす人物
あいつは
1番そばにいて欲しくない人なんだよ。
離れて欲しいんだよ…
あいつの幸せ
願いたいんだから
お願いだから
離れろよ…
ついてくんなよ…