ひまわりの約束
ピーっ!
試合終了の笛が鳴る
結果は7-2で勝利
大勝ではないけど
幸先はいいか。
「お疲れー。日向。うまくなってんじゃん。」
煌月がタオルとスポーツドリンクを
俺と海人に渡す
「おぅ。
なんか今日は調子いいみたいだ。
何もなかったしな。」
「ちょっと心配やったけど、
俺のパスに上手く合わしてくれたから。」
「見てて懐かしかったわ。
高1の頃みたいでな。」
「あの頃のキレ具合にはまだ程遠いけどな。」
「さぁて。次やりますか。」
「おう。ファイトだ。煌月。」
俺は煌月にゼッケンを渡して
ベンチに座った。
…あいつ
見てたかな?
俺のプレー
「女子は1、2年がやんのかぁ。」
「みたいだな。」
「まぁ。いいや。次はフルで見れっから。」
そっか。向こうは3年生が最後なわけか。
「とりあえずここは煌月応援しようぜっ!」
俺は海人からメガホンを取ると
煌月に声援を送った