ひまわりの約束





〜日向side〜




大きな失敗もなく
2部のステージは
順調に進んでいった。




1発芸では
ヲタ芸がかなり盛り上がってたし
のど自慢も
先生のコーラ一気飲みに
水中息止め競争なんかも
かなり盛り上がってた



んまぁ男装はなかなかのクオリティだったけど

なんだあの女装のクオリティの低さは


完璧ヤラセ感が否めない


ロン毛のヅラかぶって
セーラー服にスカート履いた
ゴリゴリの男子が
ランウェイ歩いても
みんな引くって。



って司会進行のところから見ても思った。


もっと女装似合う奴いただろって
マジで思うんだけど。



毎年こんな感じで
笑いのネタになるのがオチらしい


凪紗いわく…だけどな。






「さて。いよいよミス ミラガクの発表です!」



ミスターはまさかの煌月が選ばれたんだけどな。


俺もびっくりだったけど…







凪紗のアナウンスのタイミングで
先生から俺に封筒が渡された。



この中に今年の
ミス ミラガクに選ばれた人の名前が記載された紙が入っている



俺たちも知らない。


だからこそ
ドキドキが最高潮に高まっている




俺はゆっくり封を開け
紙を取り出した。







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