ひまわりの約束
あの頃は
明るい清楚な女の子だった。
純粋で笑顔も可愛くて…
6年の月日を感じた。
もちろん通信やけん
髪型も服装も自由
究極
法律とか警察沙汰にならないようにすれば停学も退学もされない。
だからある程度派手な子も居ると思ってたけど
まさか葵があんな…
見た目だけだと
顔に若干面影ありで
あとは変わってたし…
俺が大好きだった葵は…?
変わった葵に
とっさに出てきた言葉
関係ない
俺が知る葵じゃないから
それに…
俺の決心が揺らぐ
困惑したまま入学したようなもん。
クラスでも
キャピキャピしてるし
元気だし
頑張る姿と泣き虫くらいしか
変わってないとこないし
「…はぁぁ。」
コンコンっ
個室のドアが鳴る
「…はい。どうぞ。」
俺がそう言うと
ゆっくりドアが開いた。
「やっほ。日向。」
「…んだよ。来夢か。
あっ…今日サッカーは?」
「…ん?今日は休みなんよ。」
「そっか。なんか。わりぃな。」
来夢は椅子を出して座ると
笑顔で話出した。