Je te aime ~愛しき人よ永遠に~
車のライトの光の河を眺めながら私は煙草に火をつけてさっきの出来事を思い出した。


私も盗みは嫌いだ。大抵の悪い事はそれなりにしてきたが、盗みと薬と売春(ウリ
)には手を出さなかった。



でも、不思議とナーちゃんとは離れては駄目だと心の奥底で声がする。
あの子を孤独にしてはいけない。


初めてのこの感情に自分で狼狽えている自分がいる。
でも、私は心の声に従う事にした。


光の河は私の瞳に光を放ちながら流れて行った。
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