Je te aime ～愛しき人よ永遠に～
バイトは私の成績が落ちたので、辞めさせられた。

その後の行動パターンは学校が終わると電車で自分の降りる駅を通り越しアテイ君の家の駅に降り立ちアテイ君の家ですごす様になった。

ナーちゃんは常に入り浸っていた様だ。

だから、私がアテイ君の家に行き合流する形になった。


アテイ君にはちゃんと彼女が居て、アテイ君もバイトをしていて、もっぱらオバサンと話し込んで、そこに今ちゃん、文、アテイ君がワヤワヤしていた。


アテイ君の家の側には大きな河が流れてて、時々ナーちゃんと散歩をしながら色んな話をした。


文はナーちゃんにちゃんとバイトでも良いから仕事をさせようとしていた。
ナーちゃんもそれに応えようとバイトを始めるが、長続きはしなかった。


2人はその事でも揉めていた。

文や今ちゃん、私は高校に行っていたから、昼間は学校がある。


しかし、ナーちゃん、アテイ君は中退していた。
アテイ君はバイトをしていたから、ナーちゃんは一人ぼっちだった。


そんなフラフラしているのを文は快く思っていなかった。
そんな話をナーちゃんが私に話す。


私は静かに聞いていた。
でも、聞き流しはしなかった。
独りぼっちの淋しさはよく知っていたから、だからと言ってナーちゃんがフラフラしていい理由にはならない。


文は正論を言っている。


ナーちゃんの女友達は私しか居なかった。
その訳は直ぐに分かった。


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