Je te aime ~愛しき人よ永遠に~
そんな事があってから、このビリヤード場に近付いていなかった。
ナーちゃんにも何も言えずに居た。
居るとしたら、ここだろうと思い、本当は1番近付けたくない文と共にナーちゃんを探しに来るとは思っていなかった。
意を決して、ビルに入って行った。
エレベーターで6階まで上りビリヤード場に着いた。
中に入り広いフロアを見渡した。
台は半分くらい埋まっていたが、ナーちゃんらしき姿は見えなかった。
帰ろうとした時後ろから抱きつかれ耳元で囁かれた。
『俺はここに居るけど。』
私はゾワッとしてその腕からすり抜けて言った。
『ナーちゃん来てない?』
夏樹は天使の様な笑を浮かべて答えた。
『今日はまだ、見てないけど、これから遊ばない?』
私はそれを無視してエレベーターのボタンを押した。
夏樹が私の後ろに居る。
私は最大限に後ろに注意した。
エレベーターはまだ来ない。
ポツリと夏樹が言い出した。
『俺の事。そんなに嫌い?』
後ろを向かずに私は答えた。
『好き嫌いじゃない。悪いけど、その感情は私には無い。』
夏樹がフッと溜め息を着いた。
エレベーターの扉が開いた。
私は滑り込むようにして乗り込み1階のボタンを押して閉めるボタンを押すと、夏樹がするりと乗り込んで私をエレベーターの壁に押し付けキスをした。
そして抱きしめながら耳元で囁いた。
『俺。本気でアヤさんの事好きだ。俺。女遊びしてきたけど、全部切るから、本気で考えてよ。』
私は優しく夏樹を離して、ゆっくり真剣に答えた。
『あのね。私は夏樹とは付き合えない。』
エレベーターが1階に着き扉が開いた。
私はエレベーターから降りて夏樹を見た。
ゆっくりしゃがみこむ夏樹を私はそのままにして文の待つ車に戻った。
『まだ、来てない。でも、必ずここに来ると思う。』
車に乗り込み文に言った。
すると文は車を発車させた。
驚いた私に文は言った。
『送ってくよ。』
私は文に言った。
『ここに居ようよ。』
駅から離れて行く。文は前を見ながら優しく言った。
『アヤをこれ以上巻き込みたくない。送って行ってからあそこに行くから大丈夫。』
私は泣き出しそうな声で言った。
『私の事は良いの!文が心配なの。大丈夫なんて嘘つかないでよ。』
車は止まることなく走っている。
『もう。いいんだよ。』
私は助手席の窓に顔を向けて泣いた。
静かに車は私の家に向かって走って行った。
ナーちゃんにも何も言えずに居た。
居るとしたら、ここだろうと思い、本当は1番近付けたくない文と共にナーちゃんを探しに来るとは思っていなかった。
意を決して、ビルに入って行った。
エレベーターで6階まで上りビリヤード場に着いた。
中に入り広いフロアを見渡した。
台は半分くらい埋まっていたが、ナーちゃんらしき姿は見えなかった。
帰ろうとした時後ろから抱きつかれ耳元で囁かれた。
『俺はここに居るけど。』
私はゾワッとしてその腕からすり抜けて言った。
『ナーちゃん来てない?』
夏樹は天使の様な笑を浮かべて答えた。
『今日はまだ、見てないけど、これから遊ばない?』
私はそれを無視してエレベーターのボタンを押した。
夏樹が私の後ろに居る。
私は最大限に後ろに注意した。
エレベーターはまだ来ない。
ポツリと夏樹が言い出した。
『俺の事。そんなに嫌い?』
後ろを向かずに私は答えた。
『好き嫌いじゃない。悪いけど、その感情は私には無い。』
夏樹がフッと溜め息を着いた。
エレベーターの扉が開いた。
私は滑り込むようにして乗り込み1階のボタンを押して閉めるボタンを押すと、夏樹がするりと乗り込んで私をエレベーターの壁に押し付けキスをした。
そして抱きしめながら耳元で囁いた。
『俺。本気でアヤさんの事好きだ。俺。女遊びしてきたけど、全部切るから、本気で考えてよ。』
私は優しく夏樹を離して、ゆっくり真剣に答えた。
『あのね。私は夏樹とは付き合えない。』
エレベーターが1階に着き扉が開いた。
私はエレベーターから降りて夏樹を見た。
ゆっくりしゃがみこむ夏樹を私はそのままにして文の待つ車に戻った。
『まだ、来てない。でも、必ずここに来ると思う。』
車に乗り込み文に言った。
すると文は車を発車させた。
驚いた私に文は言った。
『送ってくよ。』
私は文に言った。
『ここに居ようよ。』
駅から離れて行く。文は前を見ながら優しく言った。
『アヤをこれ以上巻き込みたくない。送って行ってからあそこに行くから大丈夫。』
私は泣き出しそうな声で言った。
『私の事は良いの!文が心配なの。大丈夫なんて嘘つかないでよ。』
車は止まることなく走っている。
『もう。いいんだよ。』
私は助手席の窓に顔を向けて泣いた。
静かに車は私の家に向かって走って行った。