君がくれた約束

東急ハンズに着き、寝具のコーナーに向かうと、可愛いベッドや気持ち良さそうな布団が、私の目に飛び込んで来た。



「ねぇ、シュウこれは?」


「いいんじゃない?」


「こっちのがいいかな?」


「いいんじゃない?」



もぉー。
自分の物なんだから、ちゃんと選べばいいのに…。


私はシュウを睨んで、店員を呼んで言った。



「すみません、これとこれとこれとこれ下さい。発送出来ますか?」


「はい。明日になりますけど宜しいですか?」


「はい」


「じゃあ、会計の方が10万円になります」

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