君がくれた約束

「あれ?倫子今日はお弁当じゃないの?」


「うん。暫く食堂の定食にしようかなって」


「えー、どうせなら2つ持って来て、早川さんにあげたらいいのに」



それが嫌だから定食にするの。


私はカレーを頼んで、パクパクと食べる。


今月ピンチなのに辛い…。


いつも賑やかなカンナ達が静かになって、
顔を上げて見ると、早川さんが立っていた。



「今日はお弁当じゃないんだね?」


「…はい」



私ってそんなにお弁当のイメージついちゃってる?


っていうか、
早川さんってただ私のお弁当を狙ってるだけなんじゃ…。


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