君がくれた約束

その時、カンナが言った。



「倫子、明日から早川さんの分のお弁当も作りたいそうです」



えっ…?
私、そんな事一言も言ってないよ…。


だって、お弁当はシュウが…



「本当?じゃあ明日から僕のも頼もうかな」


「はい。喜んで!」



って、何でカンナが答える訳…?



「じゃあ、明日から宜しくお願いします」



早川さんは嬉しそうな顔をして、頭をペコリと下げて去って行った。



「やったね!倫子」



だから私は嫌だって……!




でも、今更断れない…。


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