君がくれた約束

仕事を終え、家に帰るとシュウは居て、テレビを見ていた。



「今日はバイト休みなんだ…?」


「もう行った。面倒だから、1日一件しかうけない事にしたんだ」


「ふーん…」


「あっ、これ」



そう言ってシュウはまだ開けていない給料袋を渡して来た。



「いいよ。いらない」


「何で?」


「だって、シュウがお金が必要だから始めたんでしょ?」


「別にいいよ。お客さんに色々買って貰ってるし。俺、お金いらない」


「でも、私がシュウを養うって決めたんだから」



シュウの時間を売ったお金なんていらない…。


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