君がくれた約束
「私、今日はもう会えないと思って友達と約束入れちゃった…。あっ、でも夜に行ってもいいですか?」
「私は帰ってるか分からないけど、全然大丈夫よ」
「私ここで降りるんで、じゃあ又夜に」
「うん」
シュウ、何やってるんだろう…。
ミナちゃんと別れて少しすると、早川さんの家の最寄り駅に着き、早川さんの家に行った。
―ピンポン
「いらっしゃい。早いね」
早川さんは照れ臭そうに笑う。
「ご両親、待たせたら悪いでしょ?」
「そっかぁ、上がって」
早川さんの部屋は、いつ誰が来ても大丈夫なくらい綺麗に片付いている。