君がくれた約束

私はバカかも知れない。


今、この席を離れる事がどういう事か…。


どんなに常識外れな事をしているか、分かってる。



でも、誕生日に1人ぼっちのシュウが可哀想だから。


ただそれだけだよ…


今日だけだから……



私は家の近くのケーキ屋さんに寄って、1番大きい誕生日ケーキを買うと、急いで家に帰った。



―ガチャ



玄関を開けるとシュウの靴はあって、シュウの部屋に行く。



―コンコン



「シュウ?居るんでしょ?」


「……」


「シュウ、入るよ?」



私はソッとシュウの部屋を開けた。


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