君がくれた約束
「何だ…。せっかく帰って来たのに…」
シュウは気持ち良さそうに眠っていた。
私はケーキを持ったままシュウの部屋に入ると、
ベッドの前に座り、ケーキを横に置いてシュウの寝顔を見た。
「寝顔は可愛いのにな…」
私はそのままシュウの髪を撫でて、シュウの顔の前に伏せて眠ってしまった。
それは凄く穏やかで、幸せな気持ちでいっぱいだった…。
「倫子さん、重いんだけど…」
「…ん?」
目を覚ますとシュウの顔が凄く近くにあって、私とシュウ、同じベッドに寝ちゃってる…?