君がくれた約束

チャイムは数回鳴ると静かになって、私は思わずシュウを突き放した。



「何で?」


「面倒臭いから」


「ふーん…」



少しモヤモヤしている私を無視して、シュウが言った。



「デカいな…。倫子さん、ケーキ食べよ?」


「うん」



私が買って来たケーキにローソクを19本立てて、シュウと二人だけの誕生日。








来年も又出来るといいな…。


< 206 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop