君がくれた約束
近所のレストランで食べたご飯は、胸がいっぱいで喉を通らなかった。
シュウとはいつか別れる日が来る。
それが早まっただけ。
ただ、それだけ……。
「ただいまー」
「…?何かテンション高いね」
どう切り出せばいいのか分からなくて、私のテンションは空回りする…。
「そう?」
「うん」
私は思い切り深呼吸をして、シュウに言った。
「あのね、シュウの事バレちゃった!」
「何が?」
「弟じゃないって、早川さんや早川さんのお母さんにバレちゃった!」