君がくれた約束
そんな時、紗香が寿退社をした。
三上さんから花束を渡され、紗香は凄く幸せそうな顔をしている。
挨拶が終わると、紗香は私の方に来て言った。
「次は倫子の番ね」
「…うん」
「……。何かあったら、いつでも遊びにおいでよ?」
「ありがとう、紗香…」
私は紗香に抱きついて思い切り泣いた。
私、不安だったんだ。
シュウが居なくなって、紗香迄居なくなったら…。
「倫子、いい加減離れなさい」
「今日くらいいいじゃない…」
「本当にしょうがないわね」
だって、
1人は寂しい……