君がくれた約束
「入院費?」
「うん」
「あれならもう払ってあるよ?」
「…?結構かかったでしょ?」
「さぁ…?けど、大丈夫だから」
「ふーん…。じゃあ、行って来るね」
「うん」
入院費…。
誰が払ったんだろう?
女…かな…?
少し悲しくなった
会社に着くと、
始業のチャイムが鳴る前に仕事を始めた。
誰も話してくれない…。
仕事するしかないもん……。
「何?今日も来てんじゃん」
「早く辞めればいいのに!」
カンナ達の話し声も…
聞こえない振りをする