君がくれた約束
「何よ、こんなの!!」
そう言ってカンナはシュウが作ってくれたお弁当を、
私から取り上げて、下に投げた。
「何すんのよ?!」
「目障りなのよ!!」
カンナはお弁当箱を何度も踏みつけて、
カンナ達が出て行くと、ボロボロになったお弁当箱が転がっていた……。
「…っ」
私はそれを拾って、お弁当袋の中に入れると会社を飛び出した。
こんな事、いつまで続くの?
頑張って考えないようにしてても、
何も変わらないじゃない…!
公園で時間を潰して、
そのまま家に帰った…。