君がくれた約束
家の前に着くと、
笑顔の練習をして家に入る。
シュウに心配かけなくないもん…。
「ただいま」
「あれ?今日は早いんだね。残業だと思って、ご飯まだだよ」
「うん。大丈夫!」
シュウはご飯を作り始め、私はテレビを付けた。
「倫子さんさ…」
「何?」
「…何かあった?」
「何もないよ?何で?」
私は必死に明るく答える。
「だって荷物は…?」
「荷物?久し振りに定時だったから、嬉しくて急いで帰ったら忘れちゃった…」
この言い訳は、少し無理があるかも……