君がくれた約束

「倫子さんさ、やっぱり何かあった?」


「ううん、何もないよ!」



私は精一杯の笑顔で言った。



「本当に?」



シュウに言えない。
言える訳がない…。


でも……。



「何もない。けど、毎朝『頑張れ』って言ってくれる…?」



シュウは少し黙ると、
笑顔で言った。



「頑張って」


「うん!じゃあ行って来るね」



そうやって背中を押してね。
シュウがくれる言葉は、私の最大のパワーになるんだ。



シュウから貰う、
安らぎもトキメキもパワーも、ずっと続くと思っていた…。


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