君がくれた約束
そう言って三上さんは寂しそうに笑った。
「じゃあ、会社の外では私のお兄さんでいて下さいね」
「あぁ。じゃあ、そろそろ帰ろうか?」
「はい」
そう言って居酒屋を出て、三上さんと別れた。
タクシーに乗り込むと、
楽しかったはずの気持ちが又沈んで行く…。
私は急いで三上さんの携帯番号とメールアドレスを登録すると、三上さんにメールをした。
To.三上さん
神田です
今日はご馳走様でした
又、一緒に飲みましょうね
すると、すぐに返事は来た。
From.三上さん
いつでも付き合うから遠慮しないで言うように。