君がくれた約束
「又、暫く来れないと思うから」
「ん。分かった」
朝ご飯を食べ終わると、シュウが作ってくれた、久し振りのお弁当を持って会社へと向かう。
シュウは家を出てすぐに迎えの車に乗って戻って行った。
又、いつもの毎日に戻ってしまう…。
会社では少しだけシュウの事を忘れていても、
家に帰ると寂しいんだ。
シュウが来ていた余韻が覚める迄は、寂しくて仕方ない……。
考えるだけで
壊れそうになる。
だから、少しでもシュウの存在を私の中から追い出して、
心のバランスを取るしかなかった。