君がくれた約束
星野くん達との飲みは想像以上に楽しくて、
シュウの事をすっかり忘れて盛り上がった。
そして気付いたら、時計の針は0時を回っていた。
「神田さん、時間遅いしそろそろ帰ろうか?」
「あっ…うん」
「ほら、坂田帰るぞ?」
「ね、又一緒に飲みに行きたい」
「そうだね。じゃあメアド教えてよ」
星野くんとアドレスを交換して会計を済ませ、別れるとタクシーに乗り携帯をチェックする。
やっぱり……。
メアドを交換する時、チラッとは見たけど、シュウからの着信履歴は無い
さっき迄楽しかったのに、寂しさが又私を襲う。