君がくれた約束

―ガチャ


ドアが開く音と一緒にシュウが入って来ると、少し重い空気が流れ、シュウはソファーに座って溜め息をついた。



「話しって?」


「うん…。この前言ってた事だけど、明日報道されるよ」


「明日…?」


「親父が一応止めたけどダメだった」


「…じゃあ、明日から暫く会えないの…?」


「うん。今日の夜にニューヨークに飛ぶ事になったんだ。連絡も余り出来なくなるかも知れない」


「……」



何て言えばいいのか分からない…。



「なるべく連絡は入れるようにするから」


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