君がくれた約束
「どれくらい向こうにいるの?」
「まだ分からない。とりあえずマスコミが落ち着く迄は帰れないから。向こうにいる間は勉強もするつもりだし、最低でもマスコミが落ち着いて勉強も一段落するまでは…」
「そっかぁ」
私のテンションは一気に落ちて行く。
無期限でシュウが日本から居なくなるなんて考えもしなかった…。
「俺そろそろ行かないといけない」
「そうだよね、色々用意とかもあるもんね。私は大丈夫だから」
必死に笑顔で言う私を、シュウは何も言わないで強く抱き締める。
「じゃあ行くよ」
「…うん」
シュウを見送り部屋に戻ると涙が出た。