君がくれた約束
「…神田さん。神田さん?!」
「あっ…はいっ!」
久し振りに三上さんに大きな声で呼ばれて、ビクンとなった。
「ここ、全然違う。後こっちも漢字が滅茶苦茶だし。最近、やる気が無さ過ぎるんじゃない?」
「すみません…」
「何かあったの?」
「……」
「じゃあ今日は残業して貰うから。とりあえず今言った所を直して」
「…はい」
席に戻ろうとすると、三上さんが言った。
「ミスを許すのは一回だけだから。同じ物で二回以上のミスはしないで」
「はい」
三上さんにキツく言われて目が覚めた。
仕事、ちゃんとしなきゃね…。