君がくれた約束

私は急いでスケジュール帳に名前とメアド、携帯番号を書いてスケジュール帳を破ると、男の所に行った。



「あのっ!もしかして手前の駅で降りる予定だったんじゃっ…」


「ん?そうだけど…」


「本当にすみませんでした…」


「大丈夫だよ。それより君も急いでたんじゃないの?」



男にそう言われ、
時計を見ると、会社の始業時間迄後10分だった。


ヤバい、三上さんに怒られる!!



「あの、これ良かったら!じゃあ、失礼します」



私はさっき書いた紙を男に渡すと、走って会社に向かった。


< 48 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop