君がくれた約束
私は急いでスケジュール帳に名前とメアド、携帯番号を書いてスケジュール帳を破ると、男の所に行った。
「あのっ!もしかして手前の駅で降りる予定だったんじゃっ…」
「ん?そうだけど…」
「本当にすみませんでした…」
「大丈夫だよ。それより君も急いでたんじゃないの?」
男にそう言われ、
時計を見ると、会社の始業時間迄後10分だった。
ヤバい、三上さんに怒られる!!
「あの、これ良かったら!じゃあ、失礼します」
私はさっき書いた紙を男に渡すと、走って会社に向かった。