君がくれた約束
ギリギリセーフ…。
私はタイムカードを押し自分の席に座ると、暑くてノートで顔をあおぐ。
「神田さん、ちょっと」
機嫌が悪そうな三上さんに呼ばれ、三上さんに言われた。
「遅刻ギリギリで来て、くつろぐなんて、いい身分だな?」
「はい?」
「他の社員はみんな早めに来て仕事をしてるのに…。プレゼンもまだ出来てないじゃないか」
「でも私、引っ越しの準備とかあって…」
「君のプライベートと仕事は関係ない。改善が見られなかったら、辞めて貰うから」
せっかくいい気分だったのに。最低…。