君がくれた約束

―翌朝



目が覚めると、シュウが作った朝ご飯の匂いがした。


絶対口きかないんだから!



「あれ?倫子さん早起きだね」


「……」



何でアンタだけいつも通りなの?
私がすっごく子供みたいじゃん…。



「倫子さん、まだ怒ってるの?」


「……」



そんな顔されると、
゛もういいよ、怒ってないよ゛
って言いたくなるけど…。


急にいい顔なんて出来ない。



「ごめん。謝るからさぁ」


「……」



そんな下出に出られると、益々調子狂っちゃうじゃない。



「分かった。これから毎日化粧してあげるから」

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