君がくれた約束
「本当?!」
「やっと喋った」
やられた…。
何か凄い負けた気がする。
「はい、座って」
私は言われた通り、シュウの前に座って顔を作って貰った。
これで青木さんに偶然会ったりしても、大丈夫。
「シュウ、ありがとう」
私はそう言って朝ご飯を食べると会社に向かった。
ほら、電車の中でも今までと周りの反応が違う。
会社の中でも、シュウがしてくれた化粧は大好評で、私は鼻高々になった。
今まで地味で目立たなかった私だけど、周りの目が変わって行く。