君がくれた約束
あれ…?
どこかおかしいのかな?
三上さんは黙ったまま確認を続けて言った。
「ちゃんと出来てるみたいだな…。いいよ、通常の仕事に戻って」
「はい」
席に座ると何人かの同僚が集まって来た。
「凄ーい!あれ全部やったの?」
「うん」
シュウがやったんだけどね…。
「眠れなかったでしょ?」
「ううん、3時間で出来た」
ってシュウは言ってた…。
「実は神田さんって仕事出来るんじゃん!」
いつも隅にいた私が、シュウの力で生まれ変わって行く。
私はまるでプリティーウーマンにでもなったような、気分でいた。