君がくれた約束
「あぁ。いいけど…」
そう言った青木さんの顔を見ると、凄く嫌そうな顔をしていた。
勝手に参加しちゃったシュウも悪いけど、
何か嫌だな…。
三人の空気が重いまま、食事をする音だけが響く。
せっかく美味しい料理なのに…。
楽しくしなきゃ…。
そうだ!
「青木さん、私来週の水曜日、誕生日なんですよ」
「そうなんだ?じゃあ、何処かのホテルでディナーでもしようか?」
「本当ですか?!」
良かった。
少し空気が軽くなった気がするし、誕生日も青木さんと過ごせそう…。