ぶきような想い
「それにこいつお前らが言うほどブスじゃねぇし、そもそも人は顔で選ばねぇし」
みんなの顔が怖い
でもシオンがそう言ってくれてニヤけそう…っ
頑張れ、頑張るんだ夏歩!
ここでニヤけたらおしまいだ!!
「シオンくん騙されてるよ!
早く目醒ましたほうがいいって!」
「……ぜぇ」
え??
なんかシオンから異様な雰囲気が…
「うぜぇんだよ
しつこくてそう言う事ばっかり言う女は嫌いだ
いいから退けろ!大根なんて興味ねぇ」
し、シオン…
激おこじゃん
さすがにその迫力には叶わなかったのか女子達は少しずつ散っていく
でもその中で一人だけ動かない子が…
「シオンくん!
そいつはシオンくんがお金持ちだから利用してるだけだよ!」
「あ"?お前は夏歩何も知らねぇのに言うんじゃねーよ
早く散れ!二度と顔見せるな」
こんなに言われているのに退かないその子にだんだんイライラしてきたのだろう
シオンは近くにあった机をバンッと思いっきり叩く
こ、怖いよ…?
「早く散れっつってんだよ」
シオンはますますその子を睨む
こ、これはやばいっ!
直感的に判断してシオンを止めようとすると