ぶきような想い

過ぎているハロウィンパーティー





つ、ついにやってきましたっ!

も、もう6時だぁ…


なんでだろうか…緊張とウキウキで心臓張り裂けそう











「夏歩ちゃんシオンくん家でカレカノとして二人でお泊まりだねっ♪
ドキドキでしょっ♪」











ことちゃんが私の心を見透かしたように言うから声が裏返ってしまう











「し、シオンと二人でお泊りっ!?」











や、やばいよーーーっ!?



カレカノとしてって…心臓止まりそう


あれ、親御さんとかにあいさつは…しなくていいのかな?


あ、いないのかっ!!





って!あーーーっ!
一人でノリツッコミしてる〜〜〜泣











「二人きりじゃないし
クラスメイトみんないるから」











私のパニック状態の頭を現実に引き戻したのは美香のその一言









「あ、そうだよねっ!!
みんないるしあいさつとか大丈夫だよね!
って〜いないんだよ!!」











あーーー!また同じことやらかしたーー!



ダメだ緊張で挨拶のことしか頭にない…


え、でも万が一両親が今日に限って帰ってきたら…





むりむりむりむりむり!!



ゴツっ





一人で悶々と考えていると美香から一発げんこつをくらった!









「いったーーっ!
何するのよ〜!」











意外な痛さに半泣きになりながら美香を見ると


私達はもうシオンの家に着いていました







わーーーっっっ!!!


入るのこれ!?




むりだよーーーっっ!









「じゃ、押すから」





ピンポーン









あ!美香行動早っ!!



押すからの「ら」と同時に押しちゃったよ!



どうしよう〜心の準備がまだ…





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