ぶきような想い
シオンに手を引かれてシオンの部屋だと思われる所に着いた
部屋に入るとシオンは鍵をガチャっと閉める
な、なんだか…こわい
「俺、束縛激しいか?」
思っていたより随分弱気で
少し戸惑う質問だった
なんでそんなに悲しそうな顔をするの?
「ううん!
もっと私が離れないようにしっかり捕まえて欲しいくらいだよ!!」
私がちゃんと目を見て言うとシオンは少しだけ微笑む
もっと、もっといつものシオンに戻って欲しい
私は離れないから…そんな顔しないで
「なんだよ、Mかっつの
まぁそれならいいんだけどな」
そう言って自分の隣をポンポンと叩く
これは、隣に行ってもいいんだよね?
ニコニコしながらシオンの隣に腰を掛ける
あ、そう言えば…