ぶきような想い
「マンネリってやつかな??」
ことちゃんがそう言うと美香は少し切なげな表情になる
「ん〜…なんかあんまり思いが一致してない気がするんだよね」
「一致してない?」
どういうことだ?
思いが一致してるから付き合ってるんじゃないの?
「なんて言うか
瑛太の好きは大好物のバナナが好きみたいな感覚と同じなんじゃないかな〜みたいな?」
あ、すごくわかりやすい例えだ
でもバナナが好きって感覚と同じで付き合ったりなんてしないんじゃないかなぁ
「そもそも、私もしっかりした人と付き合えばよかったのかなぁなんてね」
これはこれは!!
なんとか期ってやつだ!!
「だ、大丈夫だよ!
瑛太くんは美香しか見てないよ!」
「そうだよ〜!例えバナナと同じでも好きってことは変わらないんだよっ♪」
ことちゃんそれ…フォローになってないよ笑"
「まぁね、ちょっとだけ美香にはもっといい人いるって思ったことはあるよ?
でも瑛太くんといると美香はよく笑ってるからいいと思ってるよ!」
私たちの前でさえ無邪気に笑うことって少ないのに
瑛太くんとは笑顔でよく話してていいと思うもん!!
「まぁ楽しいけどさ…
なんか…こういう時ってあるよね、うん」
これはもう時間が解決してくれるのを待つしかないかな
とにかくこの暗い話題を変えよう