ぶきような想い
「サッカー部も休憩でちょうど夏歩見つけたから来ただけ」
「そうなんだ!おつかれ〜」
「おー、かつかれ〜」
「ふるっ!」
なーんてしょうもない冗談を言いあっていると
急に真顔になった輝樹くん
「どうした?私なんかしちゃった?」
真顔な輝樹くんは少し無愛想な顔つき
でも整っている方だと思う
いつもシオンと春くんの二人見てるから感覚狂ってるけど
なんだか落ち着く顔つきだな
って!なんか変態みたい!
「つか、まだシオンと付き合うのかよ」
「え??」
まだって!
そりゃ付き合いはするよ
「あいつの何がいいんだか。
俺はあいつに惑わされる前に離れることをすすめる」
本当にシオンのこと嫌いなんだなぁ
ここまで敵意あるのに私と仲良くできるなんて
なんかいい人だ!
「惑わされることを覚悟で付き合ってるから
私は全然大丈夫!心配ありがと♪」
「心配じゃなくて忠告なんだけどな」
そんなこと言いながらも少し照れてる
可愛い一面発見っ!
「っと、おれそろそろ行くわ
せいぜい色々頑張れよ」
「うん!ありがと〜♪
輝樹くんも頑張ってー!」
なんか色々見透かされてる気分になった
色々頑張れかぁ〜
悩みは増える一方だ…
「休憩終了!!
みんな走るよー!」