ぶきような想い



「夏歩ちゃーーーんっ!!
どうしよ!喧嘩しちゃった!」





「喧嘩??」











半泣き状態でことちゃんは説明してくれた




最近私は輝樹くんと関わらないようにずっとしてたんだけど、それが輝樹くんは気に食わなくて何かしらしようと作戦を実行しようとしたところ
春くんがいい加減に怒って輝樹くんを殴ってしまったと…






なんかすごく…もうしわけない











「お前が原因じゃねーか」











シオンはそう言ってケラケラ笑ってるけど
これでも責任感じてるんだよ!?











「どうしよう…」





「馬鹿なお前が悩んでも何も変わらねーよ
あいつは意外と喧嘩っ早いからいつものことだ」











そのフォローなんか微妙


馬鹿でも考えますー!!




でも確かにシオンも殴られたって言ってたし
意外と本当に喧嘩っ早いのかも?











「それで今…先生から呼び出されちゃってて」





「えっ!?」











ことちゃん!そんな大切なことは早く言おうよ


呼び出しってそれ結構やばいんじゃ…











「俺らが心配しても変わらねーよ
席ついて待ってるしかできねぇよ」





「シオンは心配じゃないの??」











親友の一大事なのに冷静過ぎて怖い











「心配だけど
心配しても変わんねーからいいんだよ」





「そ、そっか」









まぁ一理あるけど


とりあえず席について待ってようかな…





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