ぶきような想い



いち早くSOSに気付いてくれたのは美香











「私も関わって欲しくないね
彼女として私の彼氏瑛太にも関わらないで」











おおーっ
かっこいいなぁ美香











「そ、そうだな!
美香ちゃんが言うなら関わらないでくれ!」











瑛太くんもそれに便乗する











「わかったよ。お前ら二人にも何もしない」





「もちろん俺にも関わるなよ?
次何かしたら今度こそ締める」











シオンはとても低い声で脅す


こいつの場合本当にしそうで怖い






シオンとは対照的に春くんはニコニコしながら輝樹くんに詰め寄る











「俺に関わってもいいけど〜、次はもっと痛い目に合わせるから」





「…わかったよ」





「あ!それと、詩音に何かしたら
俺とシオンが敵だと思ってな?」











シオンに言われるのも怖いけど


ニコニコしながら春くんに言われるとジワジワと怖くなってくる



輝樹くんも流石に怖かったのだろう
こくこくっと頷いて席に戻った





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