ぶきような想い




私とシオンをすぐに引き離す



そして私に向き合ってきた











「シオンと別れてくれ」





「……」











なんなのよ…


別れたくなんてないよ



ねぇ…別れたくないよ…











「嫌です…」





「君たちとは違ってシオンは社長の跡取りなんだ。だからこの、アンジュリナさんと結婚しなければならない」





「……」





「シオンのことが好きならば
別れてくれ」











いやだ。すごく嫌だ




せっかくのクリスマスだよ…?
楽しく過ごしたかったのに…



なんでこんなことになっちゃうの…











「明日までに別れてくれ
じゃあシオンを借りるぞ」











そう言って嫌がるシオンを連れてほかの部屋に入って行ってしまった






私はただ、泣く事しかできない



どうしたらいいんだろう…





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