ぶきような想い




シオンとは喋りたくない



ってか、まともな顔して会うとかむり



でも席が隣だから顔は見なくちゃいけないわけで











「おはー」





「お、おはよ」











もう関わるな。ってオーラを出して前を向くと
不機嫌になったのがわかる











「何だよ。何避けてんだよ」





「別に。話すことがないから話さないだけ」





「は?」











は?じゃないし

あんなことあったのにシオンは平気なんだもん




私だけ…本当にバカみたい




や、バカだけども











「すぐ何かあったら避けるよなお前
なんなのそれ?」





「…嫌いだから
シオンのことが嫌いだからだよ!!」











思わずシオンに向かってそう叫んでしまった




や、やばい…





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