ぶきような想い
「そうかよ!
お前はもう嫌いになったのかよ
前にずっと好きでいてくれるって言ったくせにな」
そんな前のこと言われても…
だってこうしなくちゃなんだもん
どうせ私の事なんて何とも思ってないくせにさ
「なんでそんなこと!!
シオンはアンジュリナさんと結婚するんでしょ!?」
「俺は別に…しかたねぇよ」
「ラブラブだったじゃん」
なんでそんな顔するの?
アンジュリナさんも心配そうに見てるよ?
「私ずっとシオンが好きだった
だから髪も伸ばしたよ?でもね」
もう伸ばす必要もないから
私が自分の筆箱の中からはさみを取り出して
結んでいる髪を思いっきり切ろうとすると…