ぶきような想い




「シオンさん、ナツホさん、
ワタシきいちゃいました」





「…すみません」











シオンはそう言って頭を下げる





でもアンジュリナさんはニコッと微笑むと
シオンと私を抱きしめてきた











「フタリの愛にカンドウしました
ワタシにもスキな人がいます。ですがおやからシオンさんとといわれたのでアキラメていたのです」











てっきり殴られるか何かすると思ってたから
そうやって語ってくれたことに驚いた



財閥の跡取りって大変なんだな…











「でもフタリのおかげでゆうきがでました
シオンさんとのコンヤクをなしにしてもらえるようにオネガイしてみます」





「っ!?
そんなことしていいんですか!?」











シオンはアンジュリナさんを気遣うように聞く











「ダイジョブです
そうしたらフタリもシアワセ。ワタシもシアワセですから♪」











アンジュリナさん…
いい人だ…











「「ありがとうございます!!」」





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